e-歯通信歯茎の出血は病気のサイン!
歯茎の出血は病気のサイン!
歯茎の出血は病原菌の侵入口です!
歯周病は歯茎の粘膜組織に感染が生じる疾患です。
歯茎の付け根に歯垢がついた状態が3日続くと出血が起こります。角質がない歯茎の粘膜は毛細血管が張り巡っています。薄い上皮にしか覆われていない粘膜です。出血が起こりやすく、出血から血管内に病原菌が侵入します。脳梗塞、心筋梗塞、早産、認知症などの発症に影響を与えます。
また、生活習慣病の糖尿病、腎臓機能低下症、腎疾患は血管がもろくなることにより出血が起こりやすく歯周病に発症につながります。
清潔なお口の環境作りは、口腔細菌の管理です。毎日のセルフケア・定期的な歯科医院でのケアで細菌の増殖を抑制します。歯ブラシやフロス、歯間ブラシが接触しても出血のない歯茎は健康な状態の証です。また、歯茎の改善が見られないときには腎疾患や糖尿病が疑われます。規則正しい食生活、規則正しい生活習慣の見直しから予防と疾患改善につながります。
歯科医院でのケアは、全身疾患のケアへも通じます。コンディションを整えるための検診を習慣としましょう。
医療法人明貴会
三条山口歯科医院所属
三条山口歯科医院所属
歯科衛生士 金原 幼果