女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをするエクオールという成分は、更年期症状の緩和、骨粗鬆症の予防と改善、皮膚や血管の健康を保つなど注目されています。

エクオールは、大豆イソフラボンの一つであるダイゼインが、腸内細菌により代謝されることで産生されます。ただ、個人差があり、産生できる人（エクオール産生者）と産生できない人（非産生者）がいて、日本人の約50%が産生者です。エクオールを産生できる体質かを調べる試験キットもあります。

骨密度と体脂肪の変化に対する、大豆イソフラボンの効果は、エクオール産生者の方が非産生者に比べて有意だと言われています。

エクオール産生菌を維持するためにも、毎日の食事に大豆摂取が必要です。また、食物繊維の豊富な根菜や海藻、キノコなども毎日の食卓に取り入れることで、腸内環境を改善できます。

エクオールを作り出せる人も健康状態やストレスで腸内細菌は毎日変化するため、作り出せる量は変化し、急に作れなくなることもあるようです。

日本抗加齢学会参加の際に、産生者・非産生者の試験キットやサプリメントも見つけてきましたので、興味をお持ちでしたら、担当の歯科衛生士にお尋ねください。

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