ブルーラジカル治療
ブルーラジカルによる歯周病治療

歯周病でお悩みの方へ歯をできる限り残すための新しい選択肢があります
山口歯科医院(京都市上京区)・三条山口歯科医院(京都市中京区)では、最先端の歯周病治療機器「ブルーラジカル(BlueRadical)」を導入しています。
これまでの治療では改善が難しかった中等度以上の歯周病に対し、歯周ポケット内の歯周病菌を高い殺菌力で除去することで、ポケットの改善(浅くなる)や炎症のコントロールが期待できます。
また、これまで歯周病やインプラント周囲炎で手術が必要とされていたケースでも、ブルーラジカルを用いることで手術を行わずに治療できる可能性が高まり、再発予防にもつながるという非常に大きな利点があります。
さらに、現在歯周病の炎症がそれほど見られない方でも、「オルコア」という細菌検査により、「レッドコンプレックス(PG菌・TD菌・TF菌)」と呼ばれる3大悪玉菌が確認される場合、将来的に歯周病やインプラント周囲炎のリスクが高いことが分かっています。
このような場合には、予防的にブルーラジカルで殺菌治療を行うことで、メインテナンスの効果が高まり、歯周病やインプラント周囲炎の発症を防ぐことが期待できます。
※ただし、すでに明らかに抜歯が必要とされる歯に関しては、グラつき(歯の動揺)が完全になくなるものではなく、すべての歯を残せるわけではありません。治療の適応や効果については、事前にしっかりと診断を行ったうえで、ご説明いたします。
なお、本治療は保険適用外の自由診療となります。
ブルーラジカルとは?
ブルーラジカルは、青色レーザーと過酸化水素水を組み合わせた光化学療法(PDT)です。
歯周ポケット内の細菌やバイオフィルムを光と化学反応で除去することで、歯周組織の改善を促進します。
また、ブルーラジカルは、重度歯周病に対する効果を国が認めた唯一の歯周病治療機です。従来の治療法と比較して、歯周ポケットを優位に減少させることを治験で実証しました。
ブルーラジカルの特徴
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レーザー治療
切らずに治療できる非外科的アプローチで、痛みや腫れが少なく、回復が早い
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青色レーザーと過酸化水素
405nm青色レーザーと3%の過酸化水素を同時に照射し、ヒドロキシラジカルを発生させ、歯周ポケット内の細菌を99.99%殺菌
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国が認めた唯一の歯周病治療機
高度な歯周病治療を自由診療で提供
従来の治療との比較

重度になると口腔内細菌が存在する歯石の取り残しが増え、治療が難しくなります。取り残した部分には、抗菌薬の投薬といった副作用を伴う化学療法が必要になります。

過酸化水素とレーザー照射によるラジカル殺菌技術により、虫歯菌、歯周病を引き起こす口腔細菌を99.99%殺菌します。人体に影響はありません。
こんな方におすすめ
- 歯ぐきの腫れ・出血・膿が続いている
- 歯がグラついてきた
- 他院で「抜歯しかない」と言われた
- できる限り自分の歯を残したい
- インプラントや再生治療の前に歯周病を治しておきたい
- 短時間の治療時間で治療したい
歯周病治療の流れ
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初診・精密検査
レントゲン、歯周ポケット検査など
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ブラッシング指導
歯周病の原因は、歯垢(プラーク)中の細菌です。「磨いている」から「磨けている」になれるようお一人お一人のお口に合わせた指導を行います。
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初期治療
スケーリング、プラークコントロール
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ブルーラジカルによる光化学療法
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再評価と継続的なメンテナンス
治療費用(自由診療)
項目 | 費用(税込) |
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1歯 キャンペーン中 | 16,500円 |
1ブロック ※1 | 55,000円 |
片顎 | 143,000円 |
全顎 | 275,000円 |
ポケット洗浄 片顎 | 55,000円 |
ポケット洗浄 全顎 | 110,000円 |
※1 下図の各赤線で囲まれているものがそれぞれ1ブロックとなります。

治療できないケース
当院は、口腔内管理がなされていない方へのブルーラジカルのみの治療をお受け致しません。また、以下の方への治療は行いません。
- 心臓ペースメーカーをご利用の方
- 光線敏感症の方
- 無カタラーゼ症の方
- 局所麻酔ができない方
- 妊娠またはその疑いがある女性
- 疼痛を伴う急性症状を有する方
院長より
当院では「できるだけ歯を残す」ことを大切にしています。従来の治療では抜歯が避けられなかったようなケースでも、ブルーラジカル治療により歯を保存できた症例があります。京都市上京区周辺で重度歯周病の専門的な治療をお探しの方は、ぜひご相談ください。
治療を受ける際の注意事項
ブルーラジカル治療は、先進的かつ効果的な歯周病治療法ですが、以下の点にご注意ください。
- 過酸化水素の影響で、治療後に一時的に歯肉が白く変色することがあります
- 自由診療となります(保険適用外)
- 全ての歯周病に適応できるわけではありません
- 即効性のある治療ではありません
- 再発防止にはメインテナンスが不可欠です
よくあるご質問
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保険は使えますか?
ブルーラジカルを用いた治療は、保険適用外となります。
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痛みはありますか?
治療は局所麻酔を使用して行うため、処置中の痛みはほとんどありません。麻酔の際にチクッとした刺激を感じることがありますが、できるだけ痛みを抑えるよう配慮しています。