e-歯通信しっかり噛んで、健康、知能アップと認知予防ができる!
しっかり噛んで、健康、知能アップと認知予防ができる!
咀嚼することにより、咀嚼筋群がポンプの働きを果たし脳に血流を送り込み、脳が活性化する。特に、高度な知性を司る前頭前野右側に血流が多く送り込まれる。
これにより認知症の予防改善が期待されている。日本咀嚼学会の見解によると、咀嚼することにより「集中しながらリラックスする」という一見相反することが起こりうるという。私が子供の頃、メジャーリーガーがガムを噛みながらプレーしているのを見て、その様なことをしていない日本人選手は行儀が良いと思ったものだ。アメリカの選手またはサポートする方々は経験的に咀嚼の効果を知っていたのだろう。
そこで私は運動すれば脳の血流が必然的に多くなるのではないかと考察し調べてみた。
ハーバード大学医学部臨床精神科医准教授ジョン.J.レイティ氏の著書「脳を鍛えるのは運動しかない」の中で、運動による脳の具体的な変化について科学的に検証されている。
脳は動かない生活を続けると、実際に縮んでしまう。強いストレスをうけると脳の何十億というニューロンの結合が蝕まれ、うつ状態が長引くと脳の一部が萎縮していまう。しかし、運動を行うと神経伝達物質や成長因子が次々と放出され、このプロセスを逆行させ、脳の基礎構造を物理的に強くできるそうだ。運動には精神状態を安定させる作用があるというのだ。
シカゴ郊外の学区で画期的な体育プログラムが展開されている。朝一番の授業前に体育を行うというもので、これにより生徒の肥満率が低下し学力が向上したそうだ。
世界23万人が参加するTIMSS国際数学理科教育動向調査の国際基準テストにおいてアメリカの生徒は香港、日本、シンガポールの生徒に水をあけられていたが、この学区の生徒は数学が6位、理科が1位という結果を出した。
朝しっかり身体を動かし平均心拍数の約80%以上に上げることにより、生徒は全国一健康になり、成績も目覚しく向上したのだ。
私は朝必ず1時間程度日本拳法の稽古を行う。それにより1日しっかりと集中して仕事に臨める。
よく噛んで、よく運動する。このことを心掛けて、健康に過ごしたいものだ。そして子供たちにも朝の運動を実践して欲しいと思う。
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山口歯科医院所属